センサは様々な要因(個体差,環境要因など)で真値とセンサの測定値の間に誤差があります。
そのため一般に、校正(キャリブレーション)を行うことで真値とセンサの測定値の対応を直線で表します。
その直線の傾きがゲイン、y切片がバイアス(オフセット)に相当します。
例えば、加速度の計測で重力を用いて -1, 0, 1 G を測定した際のセンサの測定値がそれぞれ -0.7, 0.2, 1.1 G だったとすると(下表、下図)
真の値(G) | 測定値(G) |
-1 | -0.7 |
0 | 0.2 |
1 | 1.1 |
計測値=0.9*真の値+0.2
となり.上記の場合、ゲイン:0.9、バイアス:0.2 です.
計測制御アプリケーションの補正パネルにおける傾斜とバイアスは、
- 傾斜:ゲインの逆数(1/ゲイン)
- バイアス:真の値が0の際のセンサの出力値
となります。
参考ページ