下記の方法で補正を行ってください。
前準備
・計測設定を予備測定にします。
※補正時にメモリに不要なデータを記録しないため。
・計測時間を3秒程度に設定します。
※正確な補正の計測を行う際に、ある程度サンプル数が必要なため。
※補正値はサンプル数の平均を取りますので、多いほうがいいですが、
だいたい200Hzサンプリング3秒程度で問題ないです。
1.画面下の補正タブをクリックします。
2.画面左上の方にある、補正計測スイッチをONします。
(スイッチが黄緑に点灯した状態がONです。)
3.まずは、下記の手順で加速度、角速度の補正を行ないます。
・センサのX軸が+になるようにセンサを置きます。
・[X+、X-、Y+、Y-、Z+、Z-、Mag、ALL]のチェックボックスでX+を選択します。
・計測準備、計測開始を押していただき、計測します。
(計測中はセンサを振動させないように注意してください。)
※計測時間を分単位の長めにされている場合は、ある程度で計測停止してください。
計測が完了したら、[加速度/角速度タブ]の[加速度X+ 平均]に計測した加速度値の
平均が入っていることを確認してください。
※チェックボックスの選択と、計測した軸向きが間違っている場合、
正しく補正が出来ませんので、注意してください。
間違った場合は、再度正しく軸の向きを合わせて計測し直してください。
・同様に、X-、Y+、Y-、Z+、Z-の計測を行ってください。
・X+、X-、Y+、Y-、Z+、Z-すべての軸で計測が完了したら、
画面右下のMS補正係数算出ボタンを押してください。
そうすると、傾斜、バイアスの補正係数が自動算出されます。
4.次に地磁気の補正方法です。
・[加速度/角速度タブ]から[地磁気タブ]に変更してください。(画面中央付近)
・[X+、X-、Y+、Y-、Z+、Z-、Mag、ALL]のチェックボックスでMagを選択します。
・画面左下の[全て]を[地磁気のみ]に変更し初期化ボタンを押して、
初期化されたことを確認してください。(最大値が-1、最小値が0になります。)
・センサを手に持った状態で、計測を開始してください。
※計測時間は15秒程度がよいかと思うので、変更してください。
・計測が開始されたら、いろんな方向に軸が向くようにセンサを動かしてください。
(センサを持って8の字を書くイメージです。)
・中央値が0となるようにMxバイアス、Myバイアス、Mzバイアス、にそれぞれ値を入れます。
(例 中央値が1.1の場合、Mxバイアスには-1.1)
※磁場環境が一定になることはなかなかないので、完全に0にすることは難しいです。
5.以上で補正計測が完了です。下記手順で補正情報をセンサへ登録してください。
6.補正情報保存
画面左上(補正計測ボタン下)の補正情報保存ボタンをクリックして補正情報を保存します。
7.補正情報読込
補正情報保存ボタン上の補正情報読込ボタンで補正情報を読み込んでください。
※何度か補正を行っている場合、補正情報は複数個あります。
※補正情報保存した際に、[補正保存パス]に表示されているものと同じ補正情報を読み込んでください。
8.補正情報登録
補正情報を読み込んだら、補正情報の登録を行います。
補正情報登録ボタンをクリックして、補正情報を登録します。
[キャリブレーション情報の登録が完了しました。]とポップアップが出たら登録完了です。
以上で補正完了です。
下記補足も参考にして下さい。
補足
補正後は補正計測スイッチをOFFにしてください。
OFFにしないと、計測値タブにリアルタイムの計測データが表示されません。
実際の計測時には、予備測定を本測定に戻してください。
予備測定のままだと、データが記録されません。
アプリを閉じて再度開いた場合、計測値タブでのリアルタイムの計測データは補正されていません。
あらためて、補正した時と同じ補正情報を読み込み、補正情報の登録を行ってください。
※[アプリケーション設定]タブの[ステータス情報取得]で補正値キーが表示されるので、
その補正値キーと同じ補正情報を読み込み、登録してください。
保存したデータは補正されていませんので、[データ表示]タブのデータ読込を行ない、データ再保存を行ってください。
再保存したデータは補正されています。
下記、補正機能を使用しない別の方法です。
ワイヤレスモーションセンサの補正方法がわかりません
参考URL